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大手部品メーカー 人材企画部 部長

海外出向者が最初に感じる壁を、海外に出る前に体験させておきたいと思いました

Q.グローバル人材育成においてどのような課題がありましたか?
A.

語学(英語、中国語、タイ語)の勉強に関しては以前より社内プログラムがありましたが、実際に海外で一番困ることは「語学の習熟度」ではなく、「異文化への順応力」と「外国人相手に言いたい事を伝えるマインドの醸成」ができているかどうかです。日本の様に「あ・うんの呼吸」も「時間の正確性」も「約束の履行の確からしさ」もない状況を“正”として腹落ちさせ、その上で自分はどうするかを考えさせる研修を探していました。

Q.本研修になにを期待して、ご採用いただいたのでしょうか?
A.

海外出向者が最初に感じる壁を、海外に出る前に体験させておきたいので、座学では教えられない真実の異文化を実体験させることを期待していました。それは、言葉に頼らなくても、人対人では意志を伝える手段がいくつもあるということを腹落ちしてもらうことであり、“正しい説明=正しい語学ありき”と言う発想を捨ててもらうことであり、視覚情報や熱意の重要性に気づいてもらうことです。対象者には丸1年かけて複数の社内ミッションプログラムを展開しますが、その冒頭のマインドセットプログラムとして採用しました。

Q.受講生はどのように選んでいますか?
A.

年1回、社内各部門からの推薦で選んでいます。海外出向決定者ではなく、次期海外出向候補者(プール人材)や、海外窓口対応候補者(育成人材)を推薦してもらっています。なお、弊社では本研修を自己啓発や研修という位置付けでは考えていません。会社が任命した仕事として受けてもらっていますので、受講生も真剣に取り組んでくれます。そして、会社の思惑通りの結果になれば、受講生のキャリアアップに繋がるような処遇にします。

Q.研修を実施して、受講生自身にはどのような変化・影響がありましたか?
A.

外国人アレルギーは明らかに軽減しました。ミッション: グローバル後に展開する語学集中研修と合わせると、外国人との会話を避けてきた者が、自ら積極的に話し掛ける様になりました。実際、外国人と話すハードルがガクンと下がったと受講者アンケートにも書かれていました。また、受講生によっては、性格の変化(以前より、明るく積極的になった)を上長が指摘する者もいました。

Q.帰国後の受講生の処遇について考慮していることはありますか?
A.

直後の特別処遇は無いです。ただし、1年間の社内ミッションプログラムが終了すると、事務局による最終面談を経て、“グローバル人材”として登録され、海外出向や海外対応窓口人材として任用される確率が高くなります。

Q.本研修の最大の魅力は何だと思いますか?
A.

日本国内では教えられない対人マインド、特に座学では全く腹落ち出来ない海外人員との付き合い方を短期間で体験させることができる点です。安全で快適な日本で生まれ育ち、とかく、緩く・過保護に育てられた若者世代に海外の現実を突きつけることで、生きるためには“何を考え”、“何をするべきか”肌感覚で体験させてもらえます。

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